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映像制作の料金にかかる、人件費以外のもの

撮影編

実際の撮影で大きくかかってくる費用としては、

  • 撮影機材(カメラ本体、レンズ、三脚、ドーリーetc)
  • 照明機材(いろんなサイズの照明機材。それを支える三脚etc)
  • ロケ地(ロケ地を借りるのにかかる費用。無料の場合もあります)
  • 撮影スタジオ費(室内撮影の場合、スタジオを使うことが多い。ハウススタジオもある)
  • 美術費(背景や園芸、電飾、特殊衣装など、小道具・大道具にかかる材料費)
  • フィルム、テープ費(最近はHDDが多くなってきました)
  • CG制作費(CGを使用する場合)
  • 音楽、効果音費(既存の音源を使う場合でも使用料がかかります)
  • などの項目が挙げられます。

    撮影や照明機材は値段が億を超えるものもあるので、レンタルすることが多いです。ただ、小規模の撮影ではカメラマンやディレクターがある程度揃えて持っていますし、Canonの5Dなどを使えばわりといい画は撮れるので、最近は低コスト化してきています。

    ロケの場合、雨天で撮影が飛んでしまっても、押さえていた機材や場所の費用はかかってきてしまいます。撮影日の天気は真剣に見極めて、キャンセル料金がかかる前に判断しましょう。
    撮影スタジオ費は時間換算。広いスタジオほど高いです。
    音楽に関してはやはり有名アーティストほど高いですが、条件が合えばタイアップという形でコストを抑える方法もあります。

    編集編

    編集のざっくりとした手順としては以下のようになります。

  • 仮編集(オフラインとも言う。撮影素材のどのカットを使うか決めて、つなげる作業)
  • 本編集(色味の調整やエフェクト、タイトルなど最終的な仕上げに向けた編集作業)
  • MA(ナレーションを録音していれたり、音楽と声・効果音など全体の音のバランスなどを調整する作業)
  • これらは基本的に、編集スタジオと呼ばれる場所で作業します。
    編集スタジオには、編集マシンがある部屋があり、カラオケのようにその部屋を1時間あたりいくら、という形で使います。

    仮編集は使う編集マシンにもよりますが、だいたい50,000円~/1Hくらいが平均でしょうか。
    本編集は、仮編集の倍くらいを想定しておいた方がよいと思います。
    MAスタジオも本編集より少し安いくらいで、さほど変わりません。
    これらの部屋の費用に、エディターやミキサー、そのアシスタントの人件費が加わってきます。

    納品編

    納品する際にかかる費用としては、

  • プリント費(CMの場合、放送局に納品するためのメディアを用意する作業)
  • コーディング費用(Web上にアップする際に、動画のフォーマットを調整する作業)
  • DVDやブルーレイ(アーカイブとして手元に置いておく際のメディア費用)
  • などが挙げられます。
    また、最終的な納品データや撮影したデータをアーカイブとして管理しておく「管理費」もかかってきたりします。

    用語集